利尿薬の作用と副作用

利尿薬の作用と副作用

■作用
利尿薬は腎臓に作用し、ナトリウムや水分の排泄を促し、血液の量を減らすことで血圧を下げます。

 

■副作用
頻尿、低カリウム血症、糖尿病、痛風、高尿酸血症、勃起不全

利尿薬が血圧を下げるメカニズム

ARB、ACE阻害薬が血管を広げて血圧を下げる薬であるのに対し、
利尿薬は体液量を減らすことで血圧を下げる降圧剤です。

 

血液中のナトリウムが増えると水分を引き寄せ、
血管を流れる血液が多くなり、血圧が上がります。

 

利用薬は肝臓に働きかけ、ナトリウムの排泄を促進します。

 

ナトリウムに引き寄せされた水分も尿に流れ、
血液中の余分な水分が減少し、
血液の全体量が減り、
血圧が下がるメカニズムとなります。

 

少量の服用では、副作用は少ないと言われますが、
通常用いる以上の量を摂る場合、
脱水症状を起こることがあるため、
夏場は薬の量を減らすように指導されることもあるようです。

 

また、糖代謝や脂肪代謝を悪化させる傾向があるため、
糖尿病や脂質異常症、メタボリックシンドロームの方に使用する場合には注意が必要です。

 

利尿薬は作用する尿細管の部位により
サイアザイド系利尿薬、ループ利尿薬、カリウム保持性利尿薬
と3つの種類に分けられます。


サイアザイド系利尿薬

遠位尿細管でのナトリウムの再吸収を抑制し、
循環血液量を減らし、降圧効果をもたらします。

 

サイアザイド系利尿薬は、腎臓が低下しているときの降圧効果は期待できません。
重い副作用はないと言われていますが、
血液中のカリウムが少なくなる低カリウム血症や尿酸値が上がる場合があります。

ループ利尿薬

ヘレンのループという部位に作用します。
利尿作用は強いのですが、
作用時間が短く、降圧効果も小さいと言われます。

 

ループ利尿薬は、腎機能が低下していても使うことができます。
尿酸、脂質、糖代謝への影響は、サイアザイド系利尿薬と同じです。

カリウム保持性利尿薬

カリウム保持性利尿薬は、通常の高血圧症の第一選択の薬として使用されることはありません。
アルドステロンというホルモンの作用をブロックし、
腎臓からのナトリウム排泄を促進し、血圧を下げます。

 

アルドステロンは、腎臓の集合管に作用して、
ナトリウムの再吸収を促進し、
カリウム排泄を促進するホルモンです。

薬の副作用の心配がいらない生活習慣の改善で治す

血圧が200ミリを超え、高血圧症が顕著に出ているケースでは降圧剤の服用は止むなしと考えられます。

 

その際には、降圧剤の副作用によるリスクをしっかりと考えて服用することが大切だと思います。

 

しかし、そこまで血圧が高くなければ、
生活習慣の改善で血圧を下がるのが一番です。

 

食生活、運動、睡眠、喫煙、塩分の摂取量などを
見直すべきことは沢山あるはずです。

 

それらを1つずつ改善することで、
薬の副作用を心配することなく、
血圧を下げることができます。

 

高血圧症は、生活習慣によって起きた病気です。
生活習慣を改善することで治すのが基本だと思います。

 

>>薬なしで血圧を下げた方法

 

 


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